Classici giapponesi con furigana
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おごそかなかわき
おごそかな渇き
山本 周五郎
Leggi おごそかな渇き (おごそかなかわき) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 36.042 caratteri · 71 schermate
それなのに、おれをここまで背負って来て、少ない米の粥を作り、治るまで看病をしてくれた。なぜだろう、どうしてそんな気持が起こるのだろう、「どこへいったっておんなしこった」と油屋の親方は云っていた、「この山でおめえはむずかしい炭を焼いている。ブラジルへゆこうがアフリカへゆこうが、生活はみんな楽じゃあねえし、危険だって避けようがねえ、どこへいったっておんなしこったよ」
「それじゃあきみは、ここにおちつけって云うのかね」
油屋は大きく頭を振り、「そんなこたあ云わねえさ」手酌で酒を啜った、「人間のくらしってものは、北海道だって九州だって、世界じゅうのどこだって同じようなもんだ、――島田村長の口まねをすれば、この世の中のあらゆるものごとや出来事はみな、神の意志によるものであり、ついには神の意志によって亡ぼされるもんだという、むろん、おらあ信じちゃあいねえがね」
「きみが信じようと信じまいと、それは神とは少しも関係のないことだ、それから、人間のくらしや苦楽は、世界じゅうどこでだって同じだというのもね」竹中は云い返した、「――きみはイギリスもフランスも、ドイツも知らない、もちろんブラジルのことも知ってはいない、どこにどういう生活があるかも知らないのに、みんな同じことだと平気で云うことができる、きみだけじゃあない、世界じゅう