Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かかこうしゅ

中国の怪談(二)

田中 貢太郎

Leggi 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 107.926 caratteri · 225 schermate

Aozora Bunko

それは手足を切りおとし、次に吭を斬って死刑に処するのであった。曾は執えられて刑場へ往ったが、胸の中には無実の罪で殺されるという怒りが一ぱいになっていた。曾は刑場に往くのをこばんで無実であることを言いはったが、心では九幽十八獄にもこんな無道理なことはないと思うて、悲しみと怒りで泣き叫ぼうとしたところで、仲間の呼ぶ声が聞えてきた。

「おい、君うなされてるようだが」

曾はそこでからりと夢が寤めた。見ると老僧はなお座の上に座禅を組んだままであった。仲間の者は口々に言った。

「日が暮れてひもじいのに、いつまでぐうぐう睡っているのだ」

曾はそこでしおれた容をして起きた。僧は微笑して言った。

「宰相の占は、しるしがあったかな」

曾はますます驚いて、僧を拝して教えを請うた。僧は言った。

「徳を修めて仁を行うなら、火中にも青蓮がありますじゃ、このわしが何を知りましょうや」

曾は思いあがってきて、すっかり気をおとして帰ったが、それから台閣の想いはあわいものになった。そして山へ入ったが終った所がわからなかった。