Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Leggi 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 107.926 caratteri · 225 schermate
孔生はびっくりした。と、恐ろしい雷の音がしてそれが山岳を揺り動かした。つづいて荒い風が吹き雨が横ざまに降ってきた。それがために老樹が倒れた。孔生は眼前がくらみ耳がつぶれるように思ったが、屹然と立ってすこしも動かなかった。と、見ると、黒い絮のような煙の中に怪物の姿があって、それが尖んがった牙のような喙と長い爪を見せて、穴から一人の者を攫って煙に乗って空にのぼろうとした。その着物と履物に注意すると、どうも嬌娜に似ているので、孔生は躍りあがって斬りつけた。怪物の掴んでいた者は下に落ちた。それと同時に山の崩れるような雷の音がして、孔生は仆れてとうとう死んでしまった。
間もなく空が霽れた。嬌娜はしぜんと生きかえったが、孔生が傍に死んでいるのを見て大声をあげて泣いた。
「お兄さんは私のために死んじゃった、私は生きてはいられない」
そこへ松娘が出てきて、二人で孔生の死骸を舁いで帰った。そして嬌娜は松娘に孔生の首を持ちあげさし、公子には簪で歯の間を開けさして、自分では頤を撮んで、舌でかの紅い丸を移し、またその口に口をやって息を吹きかけた。それがために紅い丸は気に随うて喉に入り、かくかくという響をさした。