Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Leggi 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 290.735 caratteri · 566 schermate

Aozora Bunko

巻三に、北インド咀叉始羅国の北界より信度河を渡り東南に行く事二百余里大石門を度る、昔摩訶薩王子ここにて身を投げて餓えたる烏菟を飼えりとある、仏国のジュリアン別に理由を挙げずに烏菟を虎と訳したが、これは猫の梵名オツを音訳したんだろとビールは言われた、しかしながら前篇に述べた通り虎を『左伝』に於菟とし、ほかにも烏(『漢書』)、※※(揚雄『方言』)など作りあれば、烏菟は疑いなく虎の事でその音たまたま猫の梵名に酷く似たのだ。それから『西域記』に王子投身の処の南百四、五十歩に石堵波あり、摩訶薩※(「土へん+垂」、第3水準1-15-51)王子餓獣の力なきを愍み行きてこの地に至り乾ける竹で自ら刺し血を以てこれに啖わす、ここにおいてか獣すなわち啖うその中地土および諸草木微しく絳色を帯び血染のごとし、人その地を履む者芒刺を負う、疑うと信ずるとをいうなく、悲愴せざるはなしと出づ。玄奘より二百余年前渡天した法顕の紀行にも竺刹尸羅国で仏前生に身を捨て餓虎に施した故蹟に諸宝玉で餝った大※(「穴かんむり/卒」、第4水準2-83-16)堵波あり、隣邦の王公士民競うて参詣し捧げ物多く花を撒き燈を点して間断なしと見ゆ。