Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 290.735 caratteri · 566 schermate
ボスウェルが博士ジョンソンに老衰した馬の処分法を問うた時の答書に、人間が畜った物ゆえ力の強い間馬を働かすが正当だが、馬老衰と来ては処分が大分むつかしい、ただし牝牛を畜って乳を取り羊を養って毛を収め、とどのしまいに殺し食うたって異論なし、それと同理でまず馬を働かせ、後に苦もなく殺しやりて、他の馬を畜い牛羊を飼うに便にするに四の五のないはずだ、もし馬を殺す人馬の功を忘ると言わば、牛羊を殺すもまた功を忘るるものならんと述べて、なるべく苦患少ないよう殺しやれとあったと記憶する。斉の宣王が羊を以て牛に易えた了簡と大分差うようだが、ジョンソンの言自ずからまたその道理あり。馬を殉葬した人間の思惑は大要ジョンソンと同じく、犬羊馬豕斉しく人が飼った物で人に殺さるるは当然ながら、ややその功軽き羊豕等は毎度その用あるに臨んで、たやすく殺しすなわち忘らるるに反し、大事の場合に主君の命を全うすべき良馬は現世で優遇された報恩に、来世までも御供していよいよ尽忠すべしというのだ。
一三〇七年筆ハイトンの『東方史』四八章に、韃靼人は殺人を罪悪とせず。しかるに馬が物を食う時鼻革を脱ぎやらず、食事自由ならざらしむるを上帝に叛く大罪とすとあり。