Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 290.735 caratteri · 566 schermate
ゆえ葉が緑に見えると言うと初めて説明になるとあった。いわゆる開明した人々が何の訳も心得ずに奇異の現象を見ては電気の作用だ、不思議な病症を見ては神経の作用だと言い捨つるは実際説明でなく解らぬと自白するに同じ、諸国の俗伝にちょっと聞くと誠に詰まらぬ事多くあるを迷信だと一言して顧みぬ人が多いが、何の分別もなく他を迷信と蔑む自身も一種の迷信者たるを免れぬ。したがって古来の伝説や俗信には間違いながらもそれぞれ根拠あり、注意して調査すると感興あり利益ある種々の学術材料を見出し得るてふ事を摩訶薩※(「土へん+垂」、第3水準1-15-51)王子虎に血を施した話の序に長々しく述べた訳じゃ。
唐義浄訳『根本説一切有部毘奈耶破僧事』巻十五に昔波羅斯城の貧人山林に樵して一大虫に逢い大樹に上ると樹上に熊がいたので怕れて躊躇う。熊愍れみ来ってその人を引き上げ抱いて坐る、大虫熊に向いその人は恩知らずだ、後必ず汝を害せん擲げ落して我に食わせよ食い得ぬ内は去るまじと言う、熊我いかでか我を頼む者を殺すべきとて聴き入れず、熊かの人に向い我汝を抱きて疲れたり暫く睡む間番せよとて睡る、大虫樵人に向い汝いかにするも樹上に永く住り得じその熊を撞き落せ我うて去らんと言う、樵夫もっともと同じて恩を忘れ熊を落して大虫に啖わせたがそれから発狂した、熊は仏の