Classici giapponesi con furigana
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あづまばし
問はずがたり・吾妻橋 他十六篇
永井 荷風
Leggi 問はずがたり・吾妻橋 他十六篇 (あづまばし) di 永井 荷風 (ながいかふう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 75.586 caratteri · 159 schermate
福井 ※(歌記号、1-3-28)伊豆の山々月あはく
あかりにむせぶ湯のけむり
あゝ初恋の
君をたづねて今宵また
ギターつまびく旅の鳥
トおでんやの店先に立寄り、
福井 おじさん。今晩。
おでんや 今晩。お前さん達も大分早いね。
松田 たまにゃ怠けたくなるよ。一杯つけてくんな。オヤ鈴代さんじゃないか。この間から、逢ったらお礼をしようしようと思っていたんだ。
鈴代 アラ何のお礼なの。
福井 あの晩。傘を貸してもらったお礼だよ。おいら達の家業は毎晩この通のお荷物だから。雨に逢っちゃ往生さ。何かいいもの、そう言いなさいよ。
鈴代 ええ。ありがとう。でも、わたしお腹一ぱいだから。
松田 遠慮しないでよ。食べたくなければ一杯どうだい。
鈴代 お酒駄目よ。じゃ勝手に食るわ。(ト鍋の中の物を取り)わたしも実は会いたかったのよ。兄さん達に会ったら聞いてみたいと思ってた事があるのよ。
福井 どんな事だい。
鈴代 わたし、兄さん達の御仲間になって見たいと思っていたんだけど。わたしでもできるか知ら。
福井 何だと思ったら。おいら達の仲間入をして門附になろうッて言うのか。
鈴代 ええ。この商売していりゃどうにかお金にゃ困らないのよ。