Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちきゅうとうなん

地球盗難

海野 十三

Leggi 地球盗難 (ちきゅうとうなん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 84.072 caratteri · 168 schermate

Aozora Bunko

怪しい閃光

おばアのところのを入れると、都合七軒になる。いま村の衆で自警隊を組み、幽霊狩りを始めているところじゃ」

「おンや、そんなら幽霊の出たのは、わたしのところばかりじゃないのじゃな」

「そうだともそうだとも。なんじゃ知らぬが、昨夜大戸神灘の沖合に落ちた大火柱といい、今夜の幽霊さわぎといい、どうもこの矢追村には怪かしがついているようじゃ」

「おお、昨夜の火柱のう。わたしゃあんな気味の悪い火の柱は生れて始めて見たわい。寿命が縮まったが、それに昨夜の今夜じゃ。村長さんに頼んで、村中の総お祓いをしてもろうたらどうかいなア……」

「うん。わしももう生きた心地がないのじゃ。……ドレ皆の衆に追いつかにゃ……」

そういって、故老古花甚平は、外へ出ていった。

怪しい閃光

大隅学士は、幽霊事件にも興味を引かれたが、それよりも辻川博士邸がその後どうなっているか心配だったので、お内儀には、ちょっと港の方に出かけるが、或いは今夜はかえらないかもしれないと云い置いて、家を出かけた。

彼は懐中電灯の灯をたよりに、暗い野道を一文字に、怪博士邸の方にのぼっていった。岩蔵と謀し合わせて置いたように正門脇の隠し釦を押すと、重い脇戸はスーッと内に開いた。