Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おうしゅうにおけるみたちふじわらし

奥州における御館藤原氏

喜田 貞吉

Leggi 奥州における御館藤原氏 (おうしゅうにおけるみたちふじわらし) di 喜田 貞吉 (きたさだきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 17.211 caratteri · 34 schermate

Aozora Bunko

三 御館藤原氏とその部下

かくのごときの有様で、もと六郡を管領して富強を極め、王地を押領するの夷狄として指斥せられた御館藤原氏は、秀衡に至っては奥州の大半を虜掠しおわるの勢いとなって、はては朝廷でもこれを認め、頼朝を討伐せしむるの必要上より後害を顧みるの暇もなく、当時の大臣をして「天下の恥何事か之に如かんや」と嘆息せしめつつも、ついに陸奥守に任ぜられて、奥州全国を名実ともにその進退のもとに委せらるるに至ったのである。これに対して頼朝が、なんらかの口実を設けて征夷の軍を起さざるを得ない立場に置かれたことは、実際やむを得ぬ行きがかりであったといわねばならぬ。

三 御館藤原氏とその部下

奥州における藤原基衡・秀衡等が夷狄・匈奴として認められたことは、上文引ける公家の日記によっても明白な事実である。しからば彼らは果して俘囚すなわち熟蝦夷の種であったのであろうか。系図の伝うるところによれば、彼らは正しく田原藤太秀郷の後裔であったという。その伝うるところ区々ではあるが、試みに『続群書類従』所収、「奥州御館系図」によると、

秀郷―千常―文脩┬文行―公光―公清―秀清―康清―則清(西行)

└兼光―正頼―経清―清衡┬基衡―秀衡―泰衡