Classici giapponesi con furigana
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ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
Leggi 小出楢重随筆集 (ならしげざっぴつ) di 小出 楢重 (こいでならしげ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 334.351 caratteri · 657 schermate
といって漸く着せて見た洋服を、私は心斎橋筋の散歩で沢山見受ける。即ち女の子は、近所の女給かダンサーの扮装となって街頭に現れる。その両親は、どうだす、見てんかという顔で歩いている。
あるいは子供のスカートの裾が妙に厚ぼたくふくれているので何かと思って近寄ると、とても長い洋服にウンと縫上げがしてあった。五、六歳の子供だが、多分女学校へ入学してから漸く身に合うに至るだろう。あるいは男の子のズボンが膝の下何寸かに垂れ下っていて上着に大きなバンドがあり、それへ粋な帽子を着せたものだから、遠く望むと請負師の形であったりする。
女学生やバスガアルの帽子を見るに、何ゆえか素晴らしく大きなもので、殊に前後へ間延びしている。師直が冠る帽子の如く、赤垣源蔵のまんじゅう笠でもある。
一体、何が中に入っているかと思って覗いて見ると、髻が無残に押込まれてあるのだ。なるほどと思う。女学生らは、自分の毛髪の入れ場所に悩んでいるのだろう。
今や若き男たちは、ネクタイの新柄を選びパンタロンの縞柄について考え、帽子に好みの会社を発見しつつあるが、婦人の洋装に至っては、まだまだ夏はアッパッパに毛の生えたもの多く、冬は腰がひえてかないまへんという関係やら、家では靴をぬぎ畳の上へ坐する風習と、暖房装置がこたつであったりするために、あまり多く見受け