Classici giapponesi con furigana
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やまをおもう
山を思う
石川 欣一
Leggi 山を思う (やまをおもう) di 石川 欣一 (いしかわきんいち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 79.814 caratteri · 157 schermate
この様に空気が澄んでいますから、遠くの方がよく見えます。山の上から見おろす景色程我々に地理の観念をよく与えるものはありません。郷土を愛する心はこの様にして養成されるのでありましょう。
休んでいると、いくら暖かいといっても、とにかく、冬の山ですから、寒くなることがあります。しかし焚火は絶対にいけません。山での焚火は、いつでも禁物ですが、ことにお天気続きの冬は、枯草や枯葉に火が付いたら、とんでもないことになります。
冬の山には蛇とか、毛虫とか、芋虫とかいうような、いやらしいものは全くいません。ですから気軽に、草の上に寝ころがることも出来れば、ガサガサと藪の中をくゞることも出来ます。そして軽く汗ばんだころ、時間でいえば先ず午後二時半か三時頃には、山をおりるのです。日が暮れると急に寒くなりますから、初めから日暮れ時には家に帰っているように、プランを立てることです。
この放送をきいて下さる方は、主として御婦人方だと思います。御婦人方は一家の兵糧係と、昔からきまっています。それで、山登りのお弁当について、若干ウンチクをかたむけようかと思います。お料理の時間のようで一寸気がひけますが、私のうちには子供が沢山いて、よく遠足などに出かけるので、お弁当の研究は相当なものです。