Classici giapponesi con furigana
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やまをおもう
山を思う
石川 欣一
Leggi 山を思う (やまをおもう) di 石川 欣一 (いしかわきんいち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 79.814 caratteri · 157 schermate
すなわち湯は打身切傷、胃腸心臓何にでも効く上に、B川は螢の名所で鮎の名所。「是非御一泊なさい。こんな大きさの」――こゝで大将、両手を二尺ばかりひろげて見せた――「鮎があります。A駅からは乗合が出ます。今からだと貸切になりますが、私が話して、やすくさせましょう。」
やがて二人は五人乗のフォードに楽々と乗って、平坦な道路を走っていた。B川にぶつかって左へ。一軒の百姓家の前でとまると、こゝからはもう自動車が行きませんという訳。ルックサックを肩に、クリンケルだか、トリコニだかで馬糞を踏んで、間もなく大きな一軒家の前に立った。玄関、右手が台所、左手は庭で、長い縁側と部屋が五つか六つ。二階はあったか無かったか忘れて了った。今晩は!一晩とめて下さい。というと、女中が出て来てどうぞこちらへと、縁側をトントン歩いて一番すみの部屋の障子をあけた。我々は庭からその部屋へ。
とりあえず生温い、綺麗なんだかきたないんだか暗くって判らない風呂に入って部屋へ帰ると、庭とは反対の方の障子があいて、十七八の娘さんが現れた。御飯は?まだです。お酒は? のみます。何本? さァ、二本位。