Classici giapponesi con furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Leggi 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.581 caratteri · 364 schermate
その青年は、平野のおとうさんの会社につとめているのですが、柔道三段のうでまえで、きょうは、ゆりかさんをまもるために、とまりがけで来ているのです。そして、さっきから、おもしろい冒険談をして、ゆりかさんをなぐさめているのでした。
「おじさんは、強いんですね。おじさんがいれば、安心ですね。もし、ここへ、あいつが、やってきても……。」
一郎少年が、話につられて、つい、言ってはいけないことを言いました。ゆりかさんの前では、宇宙怪人の話をしないことに、きめてあったのです。
「だいじょうぶだとも。ゆりかさんは、ちっとも、こわがることはありませんよ。それにあいつは、いまごろは、コンクリートのくらの中に、とじこめられているかもしれないのですからね。」
青年は、しかたなく、こんなふうに答えました。
「だけど、あいつは、地球の人間とちがって、星の魔法をつかうんだからな。ゆだんできませんよ。オヤッ……、なんだか、庭のほうで、へんな音がした。」
一郎君は、いやなことばかり言います。しかし、その音は、みんなの耳に聞こえました。なにか大きなけだものが、歩いているような、ぶきみな音でした。