Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Leggi 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.581 caratteri · 364 schermate

Aozora Bunko

わしも、学者にならなかったら、探偵になっていたじゃろう。学者のしごとも、探偵のしごとも、まあ、似たようなものだからな。」

小林君は、博士のことばが、とぎれるのをまちかねて、いちばん聞きたいことを、たずねました。

「先生、ぼくたち、いま、へんなものを見たんです。クジラの子どもみたいな、大きなさかなでした。あれは、ほんとうのさかなじゃないのですか。もしや、先生がおつくりになったのではありませんか。」

「ワハハハ……。」博士は、またしても、からだをゆすって笑いました。「そうか、きみは見たんだね。あれも、わしの発明の一つさ。いまにわかるよ。いまに見せてあげるよ……。ところで、きみや明智先生にあいたかったのは、れいの宇宙怪人の一件だ。」

博士は、話をわきにそらせてしまいました。

「こんどは、わしがねらわれているのだ。しかし、わしも、これで科学者のはしくれだ。けっして、あんな怪物に、まけてはいないよ。科学の力でたたかってやる。そして、できるなら、あいつを、いけどりにしてやりたいと思っている。小林君、わしが、こんな水の底の部屋に、かくれているのを見て、怪物がこわいので、逃げているのだと思うかもしらんが、けっしてそうではない。