Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Leggi 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.581 caratteri · 364 schermate

Aozora Bunko

博士も二少年も、そのぶきみな手のむこうに、どんなからだがついているかを、よく知っています。あんないやらしい手をもったやつは、ほかにないからです。宇宙怪人のほかには、ないからです。

小林君は、宇宙怪人が、空を飛ぶことばかり考えて、水にもぐることを、わすれていましたが、水かきがあるからには、水の中にも、すめるのです。この星の世界の生きものは、水陸両生動物だったのです。

みどり色の手が、ぜんぶあらわれると、つぎには、むらさきとみどりと黄色の、ふといしまになった肩が見え、それから、れいのぶきみな大トカゲのからだが、水の中にフラフラうきながら、あらわれました。そして、顔です。鳥のひよっこのような、グニャグニャした大きな口、ワシのように、するどい目、頭のうえの、トサカのようなギザギザ、博士も二少年も、話には聞いていましたが、宇宙怪人の正体を見るのは、いまが、はじめてでした。ああ、なんという、おそろしい化けものでしょう。さすがの虎井博士も、息づかいが、はげしくなったようです。まして、ふたりの少年は、こわさに、身がすくんでしまって、逃げだすことも、口をきくことも、できなくなってしまいました。