Classici giapponesi con furigana
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ほうろうき(しょしゅつ)
放浪記(初出)
林 芙美子
Leggi 放浪記(初出) (ほうろうき(しょしゅつ)) di 林 芙美子 (はやしふみこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 103.349 caratteri · 207 schermate
男の親達が、他国者の娘なんか許るさないと云ったのを思い出すと私は子供のように泣けて来た。
さあ、此拾円を松田さんに返えそう、そしてせいせいしてしまいたい。
せいいっぱい声をはりあげて、小学生のような気持ちで本が読みたい。
ハト、マメ、コマ、タノシミニマッテヰナサイか!
郵便局から帰えって来ると、お隣のベニの部屋に、刑事が二人も来ていた。
窓をあけると、三月の陽を浴びて、画学生たちが、すもうを取ったり、壁に凭れたり、あんなにウラウラと暮らせたらゆかいだろう。
私も絵は好きなんですよ、ホラ! ゴオギャンだの、ディフィだの好きです。
「アパートに空間ありませんか!」
新鮮な朗らかな笑い声がはじけると、一せいに彼達の瞳が私を見上げる。
その瞳には、空や山や海や――。
私はベニの真似をして二本の指を出して見せた。
焦心、生きるは五十年
――改造社から続放浪記が出ます。よろしく、御愛読を乞う、筆者――