Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うんめい

日本の文学 3 五重塔・運命

幸田 露伴

Leggi 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) di 幸田 露伴 (こうだろはん) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.

N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 100.648 caratteri · 198 schermate

Aozora Bunko

ばこそ、葉居升が上言に深怒して、これを獄死せしむるまでには至りたるなれ。しかも太祖が懿文太子に、七国反漢の事を喩したりし時は、建文帝未だ生れず。明の国号はじめて立ちしのみ。然るに何ぞ図らん此の俊徳成功の太祖が熟慮遠謀して、斯ばかり思いしことの、其身死すると共に直に禍端乱階となりて、懿文の子の允、七国反漢の古を今にして窘まんとは。不世出の英雄朱元璋も、命といい数というものゝ前には、たゞ是一片の落葉秋風に舞うが如きのみ。

七国の事、七国の事、嗚呼何ぞ明室と因縁の深きや。洪武二十五年九月、懿文太子の後を承けて其御子允※(「火+(吝-口)」、第4水準2-79-61)皇太孫の位に即かせたもう。継紹の運まさに是の如くなるべきが上に、下は四海の心を繋くるところなり。上は一人の命を宣したもうところなり、天下皆喜びて、皇室万福と慶賀したり。太孫既に立ちて皇太孫となり、明らかに皇儲となりたまえる上は、齢猶弱くとも、やがて天下の君たるべく、諸王或は功あり或は徳ありと雖も、遠からず俯首して命を奉ずべきなれば、理に於ては当に之を敬すべきなり。されども諸王は積年の威を挟み、大封の勢に藉り、且は叔父の尊きを以て、不遜の事の多かりければ、皇太孫は如何ばかり心苦しく厭わしく思いしみたりけむ。