Classici giapponesi con furigana
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にほんばし
日本橋
泉 鏡花
Leggi 日本橋 (にほんばし) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 88.697 caratteri · 177 schermate
(御守殿め、男を振るなんて生意気な、可、清葉さんが嫌った人なら、私が情人にしてやろう。……)
これだで国手。それこそ悪く傍へよると、撥で打たれるぞ、と友達の衆に用心されたそのお孝が、俺の手を曳いて抱込んだでな。いや、お孝と来ては、対手の清葉を驚かすためには、裸体で本当の羆にも乗兼ねえですが。――後で聞くと、清葉を口説いて振られたと云うために、お孝の関係をつけたのが、一人二人でねえと云うだでな。」
葛木は聴いて、
「私も御多分には漏れんのだぜ。」と、静に衣兜に手を入れる。
赤熊は星が痛そうに、額を確と両手で蔽い、
「ところが、そうでない。調子が違うた。……誰もそのかわり、お孝の口から、(可厭になったら、それッきり、御免なんだよ、可いかい。)と初手に念を推されておるで、突出されて謂う理窟は無いだね。
そりゃ、随分俺が身だけでは金も使った。けれどもな、鰊や数の子の一庫二庫、あれだけの女に掛けては、吹矢で孔雀だ。富籤だ。マニラの富が当らんとって、何国へも尻の持って行きようは無えのですもの。
が、人情は理窟でないで。
女房も生命も、その生命から二番目の一人の小児を棄ててまでも……」