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Classici giapponesi con furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 23.646 caratteri · 48 schermate

Aozora Bunko

五月三十一日

六月一日

五月三十一日(月曜)

巣鴨が「一般公開」だというので栄さん、G子三人で車をはりこんで出かけて行って見たら、一般公開なのは制作品売場ばかり。わが亭主の引越し先という心持でかけつけて、大むくれなり。甘さバクロ。作品オハチや何かとぶようにうれてはいるが、何だか普通とちがう空気が物品にまといついている。上等な家具などの作品でもスッとせず皆重い。念を入れかたがちがう。いかにもその仕事にばかりうちこんでいるというか――暗さがついている。カン守が背広で子供をかかえたりして歩いている。そういう家族が多い。夜、稲子のところ。やはり公開ときいてあとから巣鴨へ行って見た由。

夜いろいろ話す。非常に有益にいろいろ話した。そして一時頃かえろうとしたら、ついおそくなって徹夜。眠い眠い顔で朝飯をたべ、かえりに白いあやめを買って、羽織をかりてかえって来た。

〔欄外に〕

○自分を押し出すということについて。

○説得し納得させようとすることについて。

六月一日(火曜)

○文芸春秋社へ出かけて、小説を一ヵ月のばして貰うことをたのんで来る。

○下の下足のところで中本さんに出会う。

六月二日(水曜)