Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.193 caratteri · 131 schermate

Aozora Bunko

同じ文学者でも、斯う云う集りに出た時と、当代一流の作家――而も若年の――達の中に入った時と、自由さに於てひどく違うらしい。

自分が一つの主義に捕われることさえ恐れなければ、私は悦んで彼等の集りの度々に出席するだろう。

◎

小牧近江氏。

フランスに電報を打ち、クラルテの仲間は、決してアンリー・バルビュスの想像するように十人ぼっちの者ではないし、此処に集ったアンティ・ミリタリストは今後も団結して仕事に当り、今夕、万堂一致で、再びルール占領に反対の意を表する、と云って遣ろうと発議する。皆、盛に賛成! 賛成! と叫ぶ。

中にあり、自分は反省に打れ、厳粛な淋しい心持がした。遠いヨーロッパのライン河畔に起ったことに対して、若い、決して偽りのない青年社会主義者達は、正義を叫び、人道を強調する。然し、一朝事が目前に迫り、前田駸一郎が熱を以て説いたように、近い将来に於て、日米が衝突でもすることが起ったら、彼等は、どんな態度を以て、アンティ・ミリタリストとしての正義を体顕するだろう。平和な時、自己がその戦闘の圏外に在る時、正義や公正を説くのは、馬鹿も出来る事と思う。