Classici giapponesi con furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate
森「おい姉さん、本当に旦那が介抱してやったのだから、有難いと云って礼を云いな」
文「なぜそんな事を云うのだ、恩にかけるものじゃないわサ、もしお前さんは何処(どこ)のお方だえ」
と問われて娘は「はい」と羞(はず)かしそうに顔を上げて、
娘「私(わたくし)は本所松倉町(まつくらちょう)二丁目に居ります者でございます」
文「お前さんは此の雪の中を何の願掛(がんがけ)に行(ゆ)くのだえ、よく/\の事だろうね」
森「姉さんなんで願掛をするんだえ、縁遠いのかえ」
文「黙っていろよ……してどう云う訳か知らないが夜中に娘一人で斯(こ)う云う所へ来るのは宜しくないよ」
娘「はい、親父(おやじ)が長々の眼病で居りまして、お医者様にも診(み)て貰いましたが、迚(とて)も療治は届かないと申されましたから、切(せ)めて片方(かた/\)だけでも見えるように致したいと思って御無理な願いを天神様へ致しました、それ故に寒三十日の間、毎晩お百度に参りますのでございます」
文「へー感心な事だねえ、嘸(さぞ)御心配だろうね……それ見ろ森松、お父(とっ)さんがお眼が悪い