Classici giapponesi con furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Leggi 海底大陸 (かいていたいりく) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 89.400 caratteri · 179 schermate
両眼をぐるぐるまわしながら、何本かの、タコのような足がからみついてくる。
ふーっというあらあらしい息が顔にかかると、たとえようもない臭気がクーパーの胸をむかむかさせた。
怪物の足は、さかんにクーパーの眼をねらっているようだ。はらえどもはらえども、つぎつぎに別の足が、ぴしりぴしりと顔面をうつ。
それにひどい臭気のあらしだ。
クーパーは、いまや死がちかづいたと思った。相手のこのいきおいでは、たとえとりこになっても、いのちのないのは覚悟しなければなるまい。
クーパーは、この急所のわからない怪物をまったくもてあましてしまった。どうすれば怪物がまいるのか、けんとうがつかないのだ。
ぴしりッ!
ついに目の上を、ひどく打たれた。
クーパーの網膜に、キラ、キラ、キラと星が散った。そして急にあたりがぼーっと見えなくなった。怪物の足が小またをすくいあげた。
それから、クーパーは、ひとりでも相手をたおして死をのがれようとあばれまわった。こぶしをかためて、相手のところきらわずぶんなぐった。顔のへんにぞろりとあたるものを、歯をもってがぶりとかみついた。両足をもって宙をけとばした。