Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 289.044 caratteri · 575 schermate

Aozora Bunko

お盆になる迄お里へ行くにも及ばないって云っている、それもうれしそうにおかきです。それは友子さんとしても決してわるいおよめの口ではないわ。人数は少いし、物がわかっているし、家庭はいざこざないし、大切な存在として、ちゃんと認められるのだし。まアめでたしめでたし。あなたの方へ達ちゃん手紙よこしましたか? 友子さんは? 達ちゃんきっと兄さんは兄さんとしてマアおかみさんがああだし、自分もこれで、と一寸わるくないのよ。

私はね、いとど哀れな有様でした。というのはS子さんの姉さんでT子さんというのが田舎から来てね、何しろ大ファンでしょう、お忙しいのはわかっているし、すまないと思うがってなかなか雄弁で。上気せるような思いでした。それでもきょう、二十七日に渡す分をすましてやや安心です。きょうは上野図書館が定期休日。人が来やしないかとはらはらして居りましたが、どうやら今のところ無事。それでも徹夜はしないのよ、感心でしょう。私は益※(二の字点、1-2-22)徹夜ぎらいです、誰も人の来ない朝、昼間、何といい心持でしょう。

これから『文芸』のつづきのものを書いて、それからもう一つかいて終り!