Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 289.044 caratteri · 575 schermate
こんな工合で、すぐ出かけて、私は虎ノ門へ出かけ十時半ごろ帰宅したわけです。
一時間も落付いていず、私は出かける前でバタバタして別にそんなことを、話して貰うというはっきりした依頼なんかするわけもないし、半分笑い話のようにしていたのでした。私がはっきり、そんなことはいいわと云わなかったもんだから、あの人らしく親切気から妙にこんぐらかったのだろうと思います。
私が疲れたということより、妙な話の出されかたが不愉快でいらっしゃるのはよく分りますが、元来はそういういきさつなのよ。
こんなに頭が変という疲れかた初めてだから、私もすこしびっくりしたのです、勿論ぐたぐたな気になっているのでもないし、只早くこんな目まいなんかなおしたかったわけです。佐藤さんにきいたら、私が珍しいというのが珍しい方の由。頭をつかう人の疲労は大抵そういう形の由、私がふだんひとより丈夫で、生活に気をつけているため余り経験がないのだろうとのことです。だからどっさりたべて、よく眠って、すこし用事へらして(会やお話のことをことわって)休めばいいでしょう。土曜日には、すこし風邪気味ではあったのですが、全くあんなこと初めてだったから。