Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 289.044 caratteri · 575 schermate
こうしていると、ついどうしてもよむか書くかして又つかれそうだから、栄さんのところへでも行こうかなどと考えているところ。右は楽なのに左が苦しくて、その片方の眼から頭がこの間うちの苦しさの微弱なのになって来るのがよく分ります。でも何とひどいんでしょう。
きのう電報頂いて、ありがとう。眼ね。内科的な原因から眼がどうなっているというのではないでしょう、血圧のこと本当に大丈夫よ、尤も眼の調整がすっかりすんでいくらかでも妙ならすぐやって見ますが。
体のこと非常に注意しているもんだから、体力で或程度まで眼の自身の力で保っていたのが、つかれたので突発的に自覚されて来たのね。
頭のああいう工合の苦しさ、ひどい気持でした。何しろ頭でしょう、致命的な不安です、その感じを自分に誇張しまいとして(そういう精神的な不安を)。突然だし頭グラグラでまともに歩けない位だし、実際たまらない気持でした。いやねえ。これには、一つ原因があるのよ、ずっと眼を見て貰っていた桑原という医者(ケイオーの人)が、一昨年盲腸を切って入っていたとき、ふと眼のことを考えて、すこし変化しているように思って又調べて貰おうとしたの。