Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 289.044 caratteri · 575 schermate
そして地方並に目方なの。すると、これまで六銭で行ったものが少くとも五倍、本などだと十倍近いのよ。なかなかうまく儲け法を見つけたものだと感服します。だもんだから、そちらへも、きっとこれ迄送っていた人が持って行くでしょうし、もって行くと、あの苦手の御老人益※(二の字点、1-2-22)疳がつのり、私は益※(二の字点、1-2-22)小包一点張りということになります。この有機的関係は、なかなか微妙で、心理的で、六銭が十倍になっても猶その方をとるという程度です。
きょうは、きのう頂いた二十一日づけのお手紙を、すぐ返事申上げます。内容充実のがたまると本当につまらないし、あなただって何だかおいやでしょう?
一つ一つ返事なければ、何となしひとりで大変永く話したように疲れた感じね。
ああ、それからね、本の紙も規準で一定になったし、封筒も十三銭ときまりました。そうきまることはよろしいとして、なかなかひどいものになりました。私は、封筒だの手紙かく紙だのは買いためしてよい権利もっていると思いますが、いかが? こんな紙ももうそろそろ切れます、市中にはとうに切れているのよ。
紙がきたなくなったとき、どんな本が出ているか、ということで、その国の文化のみならず真の国力がはかれる、ということをこの間かきました。