Classici giapponesi con furigana
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
Leggi 田舎教師 他一編 (いなかきょうし) di 田山 花袋 (たやまかたい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 156.097 caratteri · 312 schermate
と言った。で、二人は縁側に出てみた。
二つのには、五寸ぐらいから三寸ぐらいの鮒が金色の腹を光らせてゴチャゴチャしている。
「少し小さいな」
と校長さんは言った。
「小さいどころか、甘露煮にするにはこのくらいがごくだアな。それに、板倉で取れたんだで、骨は柔らけい」
種類としては質のいい鮒なのを校長はすぐ見てとった。利根川を渡って一里、そこに板倉沼というのがある。沼のほとりに雷電を祭った神社がある。そこらあたりは利根川の河床よりも低い卑湿地で、小さい沼が一面にあった。上州から来る鮒や雑魚のうまいのは、ここらでも評判だ。
「幾がけだね?」
「七なら高くはねえと思うんだが」
「七は高い!」
「目方をよくしておくだで七で買ってくんなせい」
「五ぐらいならいいが」
「五なんてそんな値はねえだ。じゃいま半分引くべい」
清三は校長さんの物を買うのに上手なのを笑って見ていた。六がけで話が決まって、小使がそこに桶と摺り鉢とを運んで来た。ピンとするほどはかりをまけた鮒はヒクヒクと鰓を動かしている。爺はやがて銭を受け取って軽くなったをかついで帰って行く。
「やすい、やすい。これを煮ておきゃ、君、十日もありますよ」