Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
Leggi 田舎教師 他一編 (いなかきょうし) di 田山 花袋 (たやまかたい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 156.097 caratteri · 312 schermate
この人には隔てをおかずに話ができるという気もした。
「どうでした、一時間おすみになりましたか」
「え……」
「どうも初めてというものは、工合いの悪いものでしてな……私などもつい三月ほど前にここに来たのですが、始めは弱りましたよ」
「どうもなれないものですから」
この同情を清三もうれしく思った。
「私の前に勤めていた方はどういう方でした」
「あの方はもう年を取ったからやめさせるという噂が前からあったんです。今泉の人で、ずいぶん古くから教員はやっているんだそうですが……やはり若いものがずんずん出て来るものだから……それに教員をやめても困るッていう人ではありませんから」
「家には財産があるんですか」
「財産ということもありますまいが、子息が荒物屋の店をしておりますから」
「そうですか」
こんな普通な会話もこの若い二人を近づける動機とはなった。二人はベルの鳴るまでそこに立って話した。
午後には理科と習字とを教えた。
夜は宿直室に泊まった。宿直室は六畳で、その隣に小使室があった。小使室には大きな囲爐裏に火がかっかっと起こって、自在鍵につるした鉄瓶はつねに煮えくりかえっていた。