Classici giapponesi con furigana
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はなのきむらとぬすびとたち
花のき村と盗人たち
Leggi 花のき村と盗人たち (はなのきむらとぬすびとたち) di Niimi Nankichi (新美 南吉) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 9710 caratteri · 20 schermate
二
盗人の弟子としては、あまり気が利かなかったことがわかり、鉋太郎はバツのわるい顔をしてうつむいてしまいました。
そこで鉋太郎も、もういちどやりなおしに村にはいっていきました。
「やれやれだ。」
と、ひとりになったかしらは、草の中へ仰向けにひっくりかえっていいました。
「盗人のかしらというのもあんがい楽なしょうばいではないて。」
二
とつぜん、
「ぬすとだッ。」
「ぬすとだッ。」
「そら、やっちまえッ。」
という、おおぜいの子供の声がしました。子供の声でも、こういうことを聞いては、盗人としてびっくりしないわけにはいかないので、かしらはひょこんと跳びあがりました。そして、川にとびこんで向こう岸へ逃げようか、藪の中にもぐりこんで、姿をくらまそうか、と、とっさのあいだに考えたのであります。
しかし子供達は、縄切れや、おもちゃの十手をふりまわしながら、あちらへ走っていきました。子供達は盗人ごっこをしていたのでした。
「なんだ、子供達の遊びごとか。」
とかしらは張り合いがぬけていいました。
「遊びごとにしても、盗人ごっことはよくない遊びだ。いまどきの子供はろくなことをしなくなった。