Classici giapponesi con furigana
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かつしかすなご
葛飾砂子
泉 鏡花
Leggi 葛飾砂子 (かつしかすなご) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 18.677 caratteri · 37 schermate
」
「あの沈みますと、ぼんやりして、すっと浮いたんですわ、その時にこうやって少し足を縮めましたっけ、また沈みました、それからは知りませんよ。」
「やれやれ苦しかったろう。」
「いいえ、泣きとうございました。」
記念ながら
十四
二ツ三ツ話の口が開けると老功の七兵衛ちっとも透さず、
「何しろ娑婆へ帰ってまず目出度、そこで嬰児は名は何と謂う、お花か、お梅か、それとも。」
「ええ、」といいかけて菊枝は急に黙ってしまった。
様子を見て、七兵衛は気を替えて、
「可いや、まあそんなことは。ところで、粥が出来たが一杯どうじゃ、またぐっと力が着くぜ。」
「何にも喰べられやしませんわ。」と膠の無い返事をして、菊枝は何か思出してまた潸然とするのである。
「それも可いよ。はは、何か謂われると気に障って煩いな? 可いや、可いやお前になってみりゃ、盆も正月も一斉じゃ、無理はねえ。
それでは御免蒙って、私は一膳遣附けるぜ。鍋の底はじりじりいう、昨夜から気を揉んで酒の虫は揉殺したが、矢鱈無性に腹が空いた。」と立ったり、居たり、歩行いたり、果は胡坐かいて能代の膳の低いのを、毛脛へ引挟むがごとくにして、紫蘇の実に糖蝦の塩辛、畳み鰯を小皿にならべて菜ッ葉の漬物堆く、白々と立つ粥の湯気の中に、真赤な顔をして、熱いのを、大きな五郎八茶碗で