Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控 鬼の面
野村 胡堂
Leggi 銭形平次捕物控 鬼の面 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 130.082 caratteri · 257 schermate
平次は、せめてこれだけでも八五郎の手柄にしてやり度いと思ったのか、ツイこう言った激しい言葉も浴びせるのでした。
「洗いましたよ、一人々々灰洗いにして、蔭干にして居ると、いつもの三輪の万七親分が飛んで来て、手一杯に掻き廻した上、五丁目の尺八の師匠、竹童とかいう鼻の下の長えのを縛って行きました」
「その男に怪しい素振りでもあったのか」
「尺八吹きのくせに大男で力も並々じゃないから、三之助を手玉に取って、忍び返しの上へ投げ上げるのは、恋患いの講中では、竹童の外に無いというのですよ」
「成程ね」
「その上、あの晩は尺八のけえがあって、夜半過ぎに自分の家へ帰って居ますよ――松永町から五丁目への帰り途、金沢町へ廻って江島屋を覗くと、先客の三之助が、変な素振りで江島屋の裏手の忍び返しを乗越そうとして居るから、いきなり脇差か何んかで突き上げて殺したに違えねえ――と」
「待ってくれよ、八、忍び返しを乗越すところを突き上げたというなら、大した力が要らないわけじゃ無いか」
「そこが、それ三輪の親分の考えで――」
「それは、それとして、三之助を突き上げた刃物はどうしたんだ」
「どっかの溝へでも投り込んだことでしょうよ、神田川だって、そんなに遠くなし」