Classici giapponesi con furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate
そちらの笠原さん。一年のあいだ、あなたに化けていたのは、この男です。」
明智が、きみょうな紹介をしました。
ほんとうの笠原さんは、つかつかと、テーブルのそばに近より、にせの笠原は、すっくと、イスから立ちあがって、まっ正面からにらみあいました。たっぷり二分間ほど、ふたりとも、まっ青になって、からだをぶるぶるふるわせながら、にらみあっていました。
「ああ、明智さん、わしには思いだせません。十五年まえの遠藤平吉は、こんな顔ではなかった。しかし、こいつは、変装の名人だから、どんな顔にでもなれるのでしょう。いまのこいつの顔は、一年まえのわしと、そっくりです。」
ほんとうの笠原さんが、しわがれ声でいうのです。
「わしは、きのう、明智さんに、いろいろ話を聞いているうちに、やっと、思いだした。わしを、こんなひどいめにあわせるやつは、遠藤平吉のほかにはない。遠藤とわしとは、青年時代にグランド=サーカスの曲芸師だった。ところが、わしが、そのグランド=サーカス団長の二代目をゆずられたので、遠藤はひどく、わしをうらんで、サーカスをとびだしてしまった。
いや、そればかりではない。