Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

まほうにんぎょう

魔法人形/サーカスの怪人

江戸川 乱歩

Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate

Aozora Bunko

見れば見るほど、まるで生きているような人形です。

「そうだよ。よくわかったね。ふつうの腹話術の人形とちがって、これは、わたしがたんせいしてこしらえた、上等の人形だから、なかなか見わけがつかないのだがね。あんたは、りこうなおじょうさんだね。なんていう名?」

「宮本ミドリっていうの。それじゃあ、このお人形、おじいさんがつくったの?」

「うん。わたしは人形師なんだ。人形をつくるのが本職だよ。腹話術は、ちょっと、なぐさみにやっているだけさ。しかし、なかなかうまいだろう?」

「ええ。この坊やが、ほんとうにしゃべっているように聞こえたわ。」

「こうして、わたしの右手が、人形の服の下から背中へはいっているのだよ。人形の首にしかけがあって、指でそれをひっぱると、目が動いたり、口をぱくぱくやったりするのだ。ほら、ごらん! またしゃべりだすから……。」

おじいさんがそういったかと思うと、坊やの目がくりくりと動き、赤い大きな口が、ぱくぱくしはじめました。

「ルミちゃん、ぼくと遊ぼうね。ぼく、ルミちゃんがとてもすきだよ。ミドリちゃんは、そんなにすきじゃない。だから、ぼく、ルミちゃんに話すんだよ。