Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おうごんひょう

黄金豹/妖人ゴング

江戸川 乱歩

Leggi 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.404 caratteri · 307 schermate

Aozora Bunko

だが、いく日も庭にかくれていたわけじゃなかろう。いままで、いったい、どこにかくれていたのだ。」

二十面相が、くやしそうにどなりました。

「そんなに聞きたければ、おしえてやろう。ふたりは、ぼくのアパートに、かくまっておいたのだよ。」

明智がいいますと、二十面相は首をふって、

「うそをいうな。おれはきみのアパートを、いくどもしらべたが、あすこにはだれもいなかった。」

「ところが、いたのさ。ぼくのアパートには、いろいろのしかけがある。だれにもわからないかくれ場所も、ちゃんと作ってあるのだ。いくらきみが探しても、あのかくれ場所はわかるはずはないのだよ。」

明智探偵事務所は、麹町アパートにありましたが、アパートといっても、一室や二室かりているのではなく、六つぐらいも部屋があるのですから、こっそり工事をすれば、そういう秘密のかくれ場所を作ることもできたのです。

二十面相はそれを聞くと、まただまってしまいました。マユミさんと俊一君は、その問答のあいだに土手をおりて、そこにむらがっている少年たちのうしろに、姿をかくしました。

「おい、二十面相、立つんだ。警視庁の特別室が、きみを待っている。