후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
国枝 史郎의 あさひの鎧(あさひのよろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,520자 · 475화면
「モ、問答、ム、無用オ――ッ! くたばれ――ッ、狡童!」
ガッ!
真ッ二つ!
これは成功しなかった。
小次郎は決してノロマでなく、その反対の敏捷であり、かつは一族の土岐頼兼や、同姓頼春の血を受けていて、剣技も無鉄砲の右衛門などとは、ダンチに勝れているのだから。
で、真ッ二つにされたのは小次郎ではなくて、小次郎の背後に、これは一向逃げも走りもしない、臼のような杉の切り株であった。
鉞の刃が切り株に食い込み、ちっとやそっとでは抜けなくなった。
「右衛門や、わしはここだ」
小次郎の声が背後から聞こえた。
やっとこさで鉞を切り株から抜いて、懲りずまにそいつをまたふりかぶり、
「おのれ――ッ」
と繰り返して刻み足して進んだ。
と、この時谷を目がけて、石のように転がって行くものがあった。
それは風見の袈裟太郎であった。
右衛門が小次郎を殺そうとしている。
殺される小次郎ではなさそうだが、うっちゃっておいてはかたがつくまい。桂子様にお知らせして、桂子様に仲裁していただき、双方にひっこみをつけてやろうと、こう考えて袈裟太郎は、その得意の速走りで、谷を突っ切り走り出したのであった。