후리가나로 읽는 일본 고전
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
国枝 史郎의 あさひの鎧(あさひのよろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,520자 · 475화면
五、六十人の玉置の家来が、あるいは騎馬であるいは徒歩で、弓、長柄などをひっさげて、一団となって追って来ていた。
宮家のおわす地点へまでは、小山をへだててまだ遠かった。
「…………」
「…………」
眼を見合わせて頷き合い、二人はさんざしの藪の蔭へかくれた。
それとも知らず玉置の家来どもは、算を乱して走って来た。
「!」
「!」
同時に飛び出した八郎と彦七――八郎は真っ先に進んで来たところの、騎馬武者の馬の両脚を薙ぎ、馬いなないて棹と立ち、乗ったる武士の落ちたるところを、すぐに彦七、躍りかかり、斬り伏せて首をあげた。
叫喚!
討手は一斉に逃げた。
「遠矢にかけろ! 矢襖にかけろ!」
金剛杖を杖つきながら、背後から範覚が大音に叫んだ。
矢襖!
まこと襖のように、矢が密集して飛んで来た。
一本!
八郎の胸に立った。
「彦七! そなたは、遁がれて宮家へ!」
「浅傷だ! 八郎、気を落とすな! ……死なばもろとも、何んで一人で!」
矢!
またも八郎の股へ!
「行け、彦七! 宮様御大事! ……お落とし申せ、行け行け行け!」
「今日まで生死を共にして来た二人だ! ……死なばもろとも! 生くるももろとも! ……肩にかかれ、生くるももろとも!」