후리가나로 읽는 일본 고전
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
国枝 史郎의 あさひの鎧(あさひのよろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,520자 · 475화면
と仰天し引き返したが、館の四方を駈け巡りながら、
「寄せ手は六波羅の小串の一党! かかればご主君宮方に附属し、近日事を挙ぐべきの計画、敵に知られての討手なるぞ! ……やわか敵も逃がすまじ! 我らも敵には従いがたし! ……末代までの語り草に、斬って斬って斬りまくり、力尽きなば腹切って死ねや! 降るまじきぞ敵に降るな!」
と、大音声に呼ばわった。
これに勇気を猟り立てられ、窮鼡の多治見の郎党ばらは、籠手脛当てそこそこにして、太刀を抜き長柄を揮い、槍をしごいて館を走り出で、ヒタヒタと門ぎわへ押し出した。
孫六は手早く甲胄をつけ、二十四差したる胡を負い、重籐の弓を小脇に抱き、門の上なる櫓へのぼり、中差しとって打ちつがえ、狭間の板八文字に押しひらき、
「あらことごとしの大勢や、我らの武勇こそ証拠立てられたり! ……寄せ手の大将は小串殿か! 不足なき相手なり! ……近づきて矢一筋請け候え!」
と、大音に呼び大音に呼び、十二束三伏充分に引き、矢筈かくるるばかりとなし、矢声高く切って放した。
と、真っ先に進んだは、狩野下野前司の郎党、衣摺助房という猛者であったが、鉢附けの板まで矢先白く射ぬかれ、馬から真っ逆さまに落ちて死んだ。