후리가나로 읽는 일본 고전
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みなかみきこう
みなかみ紀行
若山 牧水
若山 牧水의 みなかみ紀行(みなかみきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,087자 · 203화면
そこから馬の酔う木と云い、此の土地では牛殺しの木と呼ぶのに相違ない。けれども驚いたのはその幹である。例の鹿の群に木の芽立を荒らされるを恐れて殆んどこの木ばかりが植えてある奈良の春日神社の公園にかなりの老木があったと覚えていたが、なかなかそれらの比ではない。幹のまわりは正に一抱えに余り、元来が灌木である筈のこれの高さが一丈から一丈五尺に及んでまるまると茂って居る。幹の大きさで驚いたのはこの木ばかりでない。大抵普通の大きさが普通の鉄瓶位いのものと思っていた百日紅の幹を試みに私は両手で抱えて見たが、なかなかその半ばにも及ばず、両人で腕を伸ばし合って辛うじて抱き廻すことが出来た。
此処に私がこの二種類の樹木を引いてこの山の森の木の大きさを語ろうとするのはこの二つが最も普通に知られた木であり、且つ一種はその葉で、一種はその幹の特殊の色でこの森の中に在っても私にも見分がつき易すかったからであるがその他の樹木に対しては、平常樹木の好きなだけに普通の人よりは幾らか樹木に就いての知識のある身だと自信している私にも皆目見当がつかぬのであった。山桜山桜といつも大騒ぎをしている私が、この山桜などは随分大きい方でしょうねエと案内人に杖で叩いて見せられて、その根その幹その枝さきまで熟視しながらまだ山桜だと納得出来兼ねたのを見ても、