후리가나로 읽는 일본 고전
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みなかみきこう
みなかみ紀行
若山 牧水
若山 牧水의 みなかみ紀行(みなかみきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,087자 · 203화면
白骨温泉
靄の中から友の影が現われて私の側に来た。たけの高い彼の姿が、しめっているものの様にも思われた。同じ様に彼も蹲踞んだ。そしてこのちいさな水の音に久しい間、二人とも聞きとれていた。
朝飯の膳に一二本の熱い酒を啜っていると、嘘の様に靄は晴れて行った。まったく不思議な速さで、影もなく何処かへ消えてしまった。それとともに、柔かな日の光が向うの峰から滑って来た。魚のとぶのも一斉に減ってしまったが、稀にとびあがる小さな姿は銀の色に輝いて見えた。そして、魚のとぶ音から離れた聴覚は、また、
「ほったんかけたか、ほったんかけたか」の湿った、鋭い声に神経を澄ませねばならなかった。
白骨温泉
嶮しい崖下の渓間に、宿屋が四軒、蕎麦屋が二軒、煎餅や絵葉書などを売る小店が一軒、都合唯だ七軒の家が一握りの狭い処に建って、そして郵便局所在地から八里の登りでその配達は往復二日がかり、乗鞍岳の北麓に当り、海抜四五千尺(?)春五月から秋十一月までが開業期間でその他の五個月は犬一疋残る事なく、それより三里下の村里に降って、あとはただ全く雪に埋れてしまう、と云えば大抵信州白骨温泉の概念は得られる事と思う。