후리가나로 읽는 일본 고전
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みなかみきこう
みなかみ紀行
若山 牧水
若山 牧水의 みなかみ紀行(みなかみきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,087자 · 203화면
伊豆紀行
二月九日。
朝夕につちかふ土の黒み来て鳳仙花のはな散りそめにけり
伊豆紀行
二月九日。
O―君とS―君と、一人は会社を一人は学校を怠けて、東京駅まで見送って来た。この二人は昨日珍しく降った雪に浮れて私を訪ねて来、ツイ雪見酒が過ぎて昨夜そのまま泊っていたのである。
停車場の食堂の入口で飲み始めたビールが暫てウイスキイに変る頃は十二時幾分かの汽車に乗るのがいやになって、一時三十五分の京都行に延ばす事にきめた。昨夜の名残もあるので、三人とも直ぐ真赤に酔った。
「先生は斯んな帽子を被って旅行しようというのですか、一体これはもう何年被りました、僕のを貸してあげますよ、これをお被りなさい、ソラ、よく似合うでしょう」
と、首まで赤くなったS―君は自身の帽子をぬいで私に被せた。何という型だか、毛の深い温い帽子である。
「ほんとだ、それに手袋もお持ちでありませんネ、これを差上げましょう、まだ買ったばかりのだから」
とO―君は、これも毛深い真新しい手袋を取って私に渡した。あやしき帽子を被って眼の垂れた私の顔が食堂の鏡に映って居る。食堂内には西洋人が多かった。
歩廊に登ると、まことに好い天気だ。