후리가나로 읽는 일본 고전
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みなかみきこう
みなかみ紀行
若山 牧水
若山 牧水의 みなかみ紀行(みなかみきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,087자 · 203화면
漸く今日あたりから一葉二葉と散りそめたという様に風も無いのに散っている静かな輝やかしい姿は、自ら呼吸を引いて眺め入らずにはいられぬものであった。二人は路から降り、そのさし出でた木の真下の川原に坐って昼飯をたべた。手を洗い顔を洗い、つぎつぎに織りついだ様に小さな瀬をなして流れている水を掬んでゆっくりと喰べながら、日の光を含んで滴る様に輝いている真上の紅葉を仰ぎ、また四辺の山にぴったりと燃え入っている林のそれを眺め、二人とも言葉を交さぬ数十分の時間を其処で送った。
枯れし葉とおもふもみぢのふくみたるこの紅ゐをなんと申さむ
露霜のとくるがごとく天つ日の光をふくみにほふもみぢ葉
渓川の真白川原にわれ等ゐてうちたたへたり山の紅葉を
もみぢ葉のいま照り匂ふ秋山の澄みぬるすがた寂しとぞ見し
其処を立つと野原にかかった。眼につくは立枯の木の木立である。すべて自然に枯れたものでなく、みな根がたのまわりを斧で伐りめぐらして水気をとどめ、そうして枯らしたものである。半ばは枯れ半ばはまだ葉を残しているのも混っている。見れば楢の木である。二抱え三抱えに及ぶ夫等の大きな老木がむっちりと枝を張って見渡す野原の其処此処に立っている。