일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みなかみきこう

みなかみ紀行

若山 牧水

若山 牧水의 みなかみ紀行(みなかみきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,087자 · 203화면

아오조라 문고

そしてその壊れかけた古石垣の上に立って望んだ浅間の大きな裾野の眺めは流石に私の胸をときめかせた。過去十四五年の間に私は二三度も此処に来てこの大きな眺めに親しんだものである。ことにそれはいつも秋の暮れがたの、昨今の季節に於てであった。急に千曲川の流が見度くなり、園のはずれの嶮しい松林の松の根を這いながら二三人して降りて行った。林の中には松に混った栗や胡桃が実を落していた。胡桃を初めて見るというK―君は喜んで湿った落葉を掻き廻してその実を拾った。まだ落ちて間もない青いものばかりであった。久しぶりの千曲川はその林のはずれの崖の真下に相も変らず青く湛えて流れていた、川上にも川下にも真白な瀬を立てながら。

昨日から一緒になっているこの土地のM―君はこの懐古園の中に自分の家を新築していた。そして招かれて其処でお茶代りの酒を馳走になった。杯を持ちながらの話のなかに、私が一度二度とこの小諸に来る様になってから知り合いになった友達四人のうち、残っているのはこのM―君一人で、あと三人はみなもう故人になっているという事が語り出されて今更らにお互い顔が見合わされた。ことにそのなかの井部李花君に就いて私は斯ういう話をした。