일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みなかみきこう

みなかみ紀行

若山 牧水

若山 牧水의 みなかみ紀行(みなかみきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,087자 · 203화면

아오조라 문고

炭焼の煙のうすあおく立ち昇る雑木林のまだ芽ぶかぬなかに咲いているのもまたほのかでものさびしい。

普通湯ヶ島温泉と云っている二軒の湯宿――それも渓に沿うた三四丁の上と下とに在るのだが――から七八丁川上の方へ入ると其処にまた世古の湯木立の湯という温泉が渓を距てて湧いている。二つとも極めて原始的な温泉で世古の湯の方には二軒の小さな宿屋があるにはあるが、湯はその二軒の間の渓ばたに僅かに屋根といい壁という名のみのものを持った浴場の中に湧き、殆んど脱衣場や休憩室というべき場所もないので、晴天の日は人は多く渓の石の頭に衣服を脱ぎ、飛沫のかかる瀬際に立って浴後の赤い素肌を晒すのである。この湯は晴雨によって温度を異にし、雨となると少し過ぎる位いの熱さとなる。その湯の筋向うの同じく渓ばたに湧く木立の湯というのは更らに変っている。地面よりやや低く掘り下げた四周に石垣が築かれ、その上に草葺の屋根が拵えてある。それが即ち浴場なのだが、唯だこれだけの設備があるのみで附近に人家も無ければ何も無い。切り立った岩に挟まれた深い淵とそれに続く激しい瀬と岩の崖と崖の上の森とが在るのみなのだ。