후리가나로 읽는 일본 고전
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「もくせい」ごうのなぞ
中谷宇吉郎集 第六巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第六巻(「もくせい」ごうのなぞ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,784자 · 269화면
こういう幻術は、今日のわれわれの意識をもってすれば、簡単に催眠術と片づけてしまうことが出来る。しかしその解決は、言葉の上だけの解決である。現代でも未開人の社会においては、タブーを犯したために実際に死んだという例が、いくつか報告されている。病気の治療と生死とは、別の問題である。生物学においても、最後のところは、生命力という神秘のヴェールの彼方へ逃げてしまう。古代の神仙思想においても、現代の生物学においても、精神そのものの神秘は少しも変っていない。
春秋から秦漢へかけての幻術横行時代においては、これらの道家や神僊家の外にも、各種の妖術や迷信、あるいは科学の原胚とも見られる神異思想が、盛んに跋扈していた。それらの中には、陰陽家、五行家、医家、房中家などというものがあった。これらは皆後世に到っては、道家神僊家に混入され、さらに道教の中に摂収されたものであるが、その発生時代においては、それぞれ別派をなしていたものである。
陰陽及び五行の思想は、遠く周の時代から漢民族の中に深く根ざした思想である。陰陽家には二流あって、その一は本来は天文暦象のことを主とする暦家に属したものであるが、天体の観測自身よりも、日月星辰の値遇から吉凶をうらなう占星術の方が主な仕事であった。