후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
まことにおつるは、色彩のとぼしい忠相の生涯における一紅点であったろう。たとえ、いかに小さくそして色褪せていても。
そのおつるの家に、泰軒が寄寓してからまもなくだった。山田奉行忠相の器量を試みるにたるひとつの難件がもちあがったのは。
そのころ松坂の陣屋に、大御所十番目の御連枝紀州中納言光定公の第六の若君源六郎殿が、修学のため滞在していて、ふだんから悪戯がはげしく、近在近郷の町人どもことごとく迷惑をしていたが、葵の紋服におそれをなして誰ひとり止め立てをする者もなかった。
源六郎、ときに十四、五歳。
それをいいことにして、おつきの者の諫めるのもきかずに、はては殺生禁断の二見ヶ浦へ毎夜のように網を入れては、魚籠一ぱいの獲物に横手をうってほくほくしていると、このことが広く知れ渡ったものの、なにしろ紀伊の若様だから余人とちがってすぐさま捕りおさえるわけにもゆかず、一同もてあましていたが、これを聞いた山田奉行の大岡忠右衛門、法は天下の大法である、いかに紀州の源六郎さまでもそのまま捨ておいては乱れの因だというので、ひそかに泰軒ともはからい、手付きのものを連れて一夜二見ヶ浦に張りこんでさっさと源六郎を縛りあげた。