후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
夕陽の辻
白い水尾を引く左膳の船のあとに乗って、栄三郎、泰軒の船があきもせずについてゆくばかり……。
敵意も戦意も失せそうな、だるい航海のあけくれだった。
その間、左膳の船では。
むりやりに担ぎこみはしたものの、いざそばに見るとその気高い処女の威におされて、さすがの左膳も弥生には手が出せず、今はただ雲竜双刀のみを守って弥生は大切に取り扱い、ひたすら一路相馬中村に近い松川浦へ船の入る日を待っているのだった。
月輪の三士、軍之助、各務房之丞、山東平七郎とても同じこと。
血筆帳の旅で江戸へ出たとき、かれらのうち誰がこんにちのさびしさを思ったものがあろう!
三十一人わずか三人に減じられて、落人のごとく胴の間にさらされているのだ。
栄枯盛衰――そうした言葉が、軍之助の胸を去来してやまなかった。
板子一枚下は地獄。
海の旅は、同船のものをしたしくする。
追う船も、追われる船も、おなじ天候の支配を受けて、ただ追い、ただ追われているのみだった。
先の船には弥生。
あとの船には栄三郎。
どんな思いで、たがいの帆を望み、綱のうなりを聞き、鴎のむれを見たことであろう。
昼は、雲の峰。