후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
なんかと与吉、この道は始めてのくせに例のとおり知ったかぶりをして、出張った山鼻の小径を曲がる――が早いか、血相をかえたつづみの与の公、ギオッ!
とふしぎな叫声をあげたが、駆けよった先頭の連中も、一眼見るより、これはッ! とばかりに立ちすくんだのだった。
白い乾いた路上の土に、大の字なりふんぞりかえっている異形の人物! パッサリと道土をなでる乱髪の下から、貧乏徳利の枕をのぞかせて……。
思いきや! 泰軒蒲生先生の出現!
顔いろを変えた与吉が、おののく手で各務房之丞の肱をつかみ、何ごとか二、三声ささやくと、ウムそうかと眼を見はった房之丞、おおきくうなずきながら首領月輪軍之助の耳へ取り次ぐ。
と、
軍之助の右手が高くあがって、
「なんじゃい、こいつ!」
「食らい酔ってるで」
「かまわず踏みつけて通れや!」
などとグルリ取り巻いてどなりかわしていた剣鬼のやからをぴたッと制する。
急落した沈黙。
容易ならぬ漂気!――と見て、早くも二、三、せわしく刀の柄ぶくろを脱けにかかる。
が!
この暴風雨のまえの静寂にあって、泰軒居士は身動きだにしない。
グウグウ……と一同の耳底に通うかすかないびきの声、豪快放胆な泰軒先生、いつしかほんとにねむっているのだった。