후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
うしみつ。
咆える風に横ざまの雨滴。
「よいか! 集まって渡れや!」
「浅いが、水が早いで、足をとられんようにナ、みんな気をつけて来!」
口ぐちに叫びあいつつ、残士二十四の月輪の援隊、冷ッとする水に袴のもも立ちとった脚の半ばまで埋めて、たがいに手を藉し肩を預けながら、底石を踏んでちょうど川中へ来かかった時だった。
さきに立っていた山東平七郎がみつけたのだ。
平七郎、河のまん中にピタッと急止し、大手をひろげて背後につづく同志を制しながら、一同またかッ? とばかりに刀をかまえてゆく手をのぞくと……何もない。
ただ、黒い河水の表面に、南瓜とも薬玉とも見える円い物がひとつ動くとも漂うともなく浮かんでいるだけ――。
「なんじゃい? あれは」
「笊の川ながれじゃ。大事ない」
「芥のかたまりぞ! わっはッは、山東殿の風声こりゃ笑わせるテ」
それでも連中、念のためにしばらく立ちどまってみつめていたが、なるほど、富士川みず鳥の羽音、平家ではないがとんだ臆病風と哄笑一番、ふたたび水中に歩を拾って進もうとする!
いきなりつづみの与の公が、ブルブルガタガタとふるえ出した。
……も道理こそ……!