후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
「乾雲! そ、そこにいたのかッ!」
声とともに躍りあがった栄三郎がいままでに何人か月輪の士の肉を咬み骨を削った武蔵太郎を正面にかざして打ッ! 撃ちこもうとしたとき、列を進んで中間にはいったのが土生仙之助だ。
「おのれッ! 邪魔立てするかッ!」
「何を言やアがる! さ、来いイッ!」
仙之助、栄三郎に真向い立ってぴったりとつけたとたん! 足もとの草むらから沸き起こった破れ鐘のような笑い声がかたわらの左膳を振りむかせた。
「わっはッは! やりおる! やりおる! こりゃ儂は出んでもええらしいテ」
「うむ」
早くも声の主をみてとったらしく、左膳は例になく沈痛な調子だった。
「乞食坊主であろう? そこで何か申しておるのは」
いつのまにか一同のそば近く割りこんで来て、草の根に一升徳利をまくらに寝ていた泰軒先生は、すでに笑いながらゆっくりと立ちあがっていた。
これも我流我伝の忍びの怪術か。かれ泰軒は、栄三郎とともに繁みに隠れて左膳の一行を待っていたにもかかわらず、栄三郎が躍り出て先頭の法勝寺三郎を斬り捨てると同時に、誰も気がつかないうちにコッソリ敵のうしろへまわったが、そうかといって背後をつくでもなければ虚を狙うでもなくこの修羅場をまえにして今までのんこのしゃあと草露にゴロリと寝ころんで見物していたのは、べつに栄三郎に不実なわけ