후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면
(付)虎が人に方術を教えた事
と載す。事実か否は判らないが、柳田氏の書に引いた他の譚なみになら十分通ると察する。これで日本にて狼が人の子を育てたり、食わずに人に養わせたりの話が皆無でないと知るべし。
また大分新らしいのは猴が人の子を養うというやつだ。というと、板垣退助伯の娘猿子の名などより仕組んだ咄など邪推されんが、予の手製でなく、昨年八月九日ロンドン発行『モーニング・ポスト』紙に出た。二十五年前喜望峯東南州の荒野で邏卒二名が猴群に雑った一男児をみつけ、伴れ帰ってルカスと名づけ、農業を教えると、智慧は同侶に及ばねど力量と勤勉と信用は優り、よく主人に仕え、殊にその子を守るを好む。珍な事はこの者に時という観念全くなしとの事だ。(完)
(付)虎が人に方術を教えた事
『日本紀』二四に、皇極天皇四年四月、〈高麗の学僧ら言さく、「同学鞍作得志、虎を以て友として、その術を学び取れり。あるいは枯山をして変えて青山にす。あるいは黄なる地をして変えて白き水にす。種々の奇しき術、殫して究むべからず(『扶桑略記』四には多以究習とす)。また、虎、その針を授けて曰く、慎矣慎矣、人をして知らしむることなかれ。